部下や後輩の上手な育て方2(アサーション)

2010年6月25日
部下や後輩の上手な育て方2(アサーション)

「アサーション」とは、例えば職場で後輩が遅刻してきたとき、「何を考えている。遅刻だぞ」と怒鳴りつけたり、ただため息をついて何も言わずに見ないふりをするのではなくて、「具合が悪いのかと心配したよ。時間管理は、ビジネスマンの基本だから、今後は、気をつけるように・・・」と、相手のことを配慮しつつも自分の言いたいことをしっかりと伝えるという人間関係を壊さない現代の自己主張の方法です。
 
 後輩や部下を指導する場合、褒めてやる気を出させる「ピグマリオン効果」が有効だと以前の章で説明しました。ところが、言いたいことを我慢して、ただほめるだけでは、良策ではありません。そこで、アサーションを活用した教育方法、コミュニケーションが大事になってくるのです。例えば、大事な会議に部下が資料を忘れたとします。普通なら「何をやってるんだ!」と激怒。ついつい感情的になってしまうものですが、アサーションの考え方はそうではありません。

 アサーティブな会話では、部下にそうなった原因を提示し(行動)、その結果を振り返り(影響)、それによって自分が感じていること(感情)を伝える。・・・それを会話にすると「君に頼んだ資料を忘れられると、会議で多くの人が困ってしまう、出てくる前に確認すれば防げることなのに、君の不注意を残念に思うよ」となります。
 原因と結果を提示することで、部下は明確にどうすればよいか理解し実践する。理路整然と部下に伝えることで効果が出てくるので、くれぐれも感情的にならないように気をつけましょう。

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