知る人ぞ知る地方誌「長崎消息」に掲載/男女が共に生活し、働きやすい環境をつくるために

2014年11月4日
知る人ぞ知る地方誌「長崎消息」に掲載/男女が共に生活し、働きやすい環境をつくるために

「長崎消息」とは?

長崎県職員連合労働組合が発行(毎月1回)する県庁と地域を結ぶ情報ネットワーク誌。

全国47都道府県職の委員長メッセージをリレー形式で掲載しており、今回、松田委員長が長崎消息向けに寄稿した内容です。


 



◆◇◆長崎消息原稿◇◆◇
男女が共に生活し、働きやすい職場環境をつくるために


 
最近の島根県では、9月のテニス全米オープンにおける錦織圭選手(島根県松江市出身)の準優勝、10月には縁結びの聖地「出雲大社」で大社宮司と高円宮家とのご成婚など盛り上がる話題が数多くあり、組合も元気を出していこうと奮闘しているところです。

○男女がともに共感できるために
 
島根県職連合は約4,000人の組合員がいますが、ここ数年の新規採用者をみると女性の割合が高くなり、20代を見れば半数近くが女性となってきました。

 1986年に男女雇用機会均等法が施行され、何回かの改正を経ながら、職場での男女平等は徐々に進んできました。しかし、依然として家庭での女性負担の大きさは変わらず、このままでは女性にとってより厳しい時代になっていくと危惧しています。70年代の採用面、仕事内容、処遇での男女差別とは異なる、新しく大きな課題(性別を超えた仕事と家庭の両立議論)に対峙していかなければなりません。

我が家も小学生と3歳の娘がいる共働き世帯ですが、組合としてもこの課題意識を高め、男女がともにワークライフバランスを実現させるための取り組みを強化しています。現在、男女組合員で構成する専門プロジェクトチームを立ち上げ、男性、女性がホンネでぶつかり合い議論をしています。

また、機会均等法施行以降、職場内「男女差別」は少なくなってきましたが、女性が活躍するための「配慮」は不可欠だと感じています。そもそも男女では身体的(生物学的)な違いがあり、例えば、生理、妊娠・出産、力仕事、室内快適温度の差(女性は男性より2℃高い)などがあります。先ほど述べた家庭での負担、身体的な違いがある以上、組合運動をする上でも女性の意見を運動に反映していくことが、これからの鍵を握っていると思います。

○安部政権が進める女性活躍推進

安倍政権は、連日のように成長戦略の1つとして女性の活躍推進を発信しています。出産を機に職場を離れ、日本独特とも言えるM字カーブを描く女性の就業率を見れば、子どもを安心して預けられる環境、税制度の壁などを改善していくことは意義があります。ですが、ここには「経済成長のため」「国のため」に頑張れという考えがあるように感じます。一人ひとりが輝く生き方や考え方に配慮し、生活者視点から外れた政策にならないようにしなければなりません。

これまで男性の社会活躍を女性が家庭で支えてきました。これからは男女が共感し、支え合い、社会・地域・家庭をみんなで共有することが必要とされています。今回の内閣改造で女性活躍担当大臣ができましたが、であれば「家庭での」男性活躍担当大臣がいてもいいのではないでしょうか。

  委員長のひとこと
     
     
     
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