機関紙ダイジェスト
熊本地震ボランティア支援活動「参加報告」

熊本地震ボランティア支援活動「参加報告」

2016年9月5日

熊本市役所の仲間に寄り添おう!

熊本地震・自治労ボランティア支援活動参加報告
~熊本市役所の地震対応業務のいま~

 6月26日から7月3日にかけて、熊本地震に対する自治労ボランティア支援活動に島根県職連合からも2名が参加した。その状況、特に熊本市役所職員の方の地震対応業務の状況について報告する。

 支援を行った業務は、熊本市中央区役所での「り災証明書」の発行補助で、私たち島根からの2名と愛媛県本部、高知県本部からのそれぞれ2名ずつの計6名で担当。具合的には窓口への案内や申請書の書き方の説明を行った。11時から14時が来訪者のピークで、行列ができた時は、待たされることや要件を聞かれないことに対する不満を解消することが私たちに求めれた役割である。

 「り災証明書」とは、住宅が地震等の災害に見舞われた時に、住宅が受けた被害程度を公的に証明するもので、公的機関等からの生活再建の支援を受ける際の証明書となるものである。

 活動初日には、まずお世話になるり災証明書発行業務担当課である福祉課にあいさつし、被災の状況や業務の概要について福祉課長より説明された。課長自らも被災。4月14日の前震の際は帰宅途中で、地面が波打ち、外で立っていられない状況であったという。家の中もめちゃめちゃの状況であったにもかかわらず、家族にこのような状況の時にすぐに対応業務にあたるのが公務員の指名であることを話し、すぐに市役所に向かった。

 支援業務を行った期間は、発災から2ヵ月以上経過していたが、証明書の受け取りに訪れる市民の方は200名から多い日で350名を超える日もあった。降り続いていた大雨で雨漏りがひどくなり、証明書発行のための調査依頼に訪れる方も多く見られた。

 発行業務は市中央区役所ロビーに設けられた臨時窓口で行われているが、この窓口で受け付け業務を行っているのは、地震で被災し、閉鎖を余儀なくされた熊本市民病院の医療クラークの方々である。自らも被災しながら、今後の病院の業務がどうなるのか見通せない中、地震前と全く異なる慣れない業務を行っている方々自身も被災されているということは、訪れる市民のほとんどの方は知らない状況である。また、現場を取り仕切る福祉課の職員は2名程度の状況でほとんど休んでいない状況であった。

 私たち支援者は、県名が書かれたビブスを着用して支援業務にあたったが、訪れた市民にはこのようなことを言われる方もおられた。

「島根から来てもらって申し訳ない。熊本市の職員がもっと頑張らないといかん。」

自らも被災しながら、市民からは休みなく仕事をして当然と見られる仲間に対し、寄りそうことができるのは、やはり同じ私たち自治体労働者だと思う。

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